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双蕣庵,
C'est moi !!
双蕣庵 口上
蕣 とは あさがほのはな
宗易利休居士が その昧爽
咲く總ての花を摘みとらせ
ただ一輪 拴んだ朝貌
刻薄な生贄の典が 果てて
をぐらい床に 微笑(ゑま)ふでもなく 歔くでもなく
ひとつ 在りし 花
「つゆなきはなは みところ これなくさふらふ」
おもへば 露打 とは 花葩の血と涙とを祓ふincarnation の謂なのか……
みてしまつたものは(天下人とても)そのこころを、
たをやかの剃刀に あへかなる白刃 に
いつさんに切り裂かれ
ふかぶかと刺し貫かれた
いまだ 「ひとつ」ならず の自戒の意をば込めて
「双蕣」 の號 と云爾
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1970年 東京生
花と文を好む父母のもとで
なにひとつ不足のない夢想的な幼少時を送り
中学に通ふころには野の草を折りとりて手近の器にし
高校時代には常に傍らにある美しき象徴としての花に
惑溺する一方で
外なる自然を、内なる「ところ」に
呼び寄せ、荘厳する「花」の在り方に衝たれる
草月流初代家元直門 富田双康師より
師範證を受く
表千家茶人・數寄者 栗﨑曻師に
なげいれ花・花あしらい を習う
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と、書くと、コワモテなれど、料理と音楽を大いに好み
飲み食いと大笑をこよなく愛す
着流しが花の仕事着
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